整備データ表
項目 | サービスマニュアルの数値 |
---|---|
推奨オイル | ヤマルーブプレミアム ヤマルーブスポーツ ヤマルーブスタンダードプラス |
粘度 | 10W-40 JASO・MA |
オイル量 オイルドレンプラグ/オイルストレーナーの交換をした場合(定期交換時) | 950cm3 |
オイル量 総量(エンジンオーバーホール時) | 1000cm3 |
交換時期 (メーターのエンジンオイル交換表示点灯まで) | 初回1000km 以降3000km毎 |
締め付けトルク オイルドレンボルト | 20Nm(2.0kgf・m) |
交換部品など | オイルドレンボルトガスケットは損傷があれば交換 オイルストレーナーカバーを外した場合は新品のOリングと交換 |
備考 | 必要に応じてオイルストレーナーを清掃 |
交換の手順
Contents
エンジンの暖気
オイル交換前に数分間暖気します。エンジンを触ってほんのり温かく感じる程度でOKです。
エンジンオイルを抜く
- オイルパンやオイルポイパックなどを用意する。
- オイルフィラーキャップを取り外す。
- ドレンボルトを取り外してオイルを排出する。
ドレンボルトを締める
- ドレンボルトのガスケットが潰れすぎていれば交換する。
- ドレンボルトを締め付ける。
オイルを注入する
- エンジンオイルを注入する。入れすぎると面倒なので、8割程度の量で一度オイルレベルを確認します。
- フィラーキャップを締める。
オイル量(レベル)の確認
- エンジンを数分間暖気してエンジンを停止させる。(1分~2分)
- 2分程度置く。
- オイルレベルを確認する。(オイルフィラーキャップを抜き、オイルを拭いて再度ねじ込む)
- 不足があれば足して調整する。
オイルストレーナーの清掃(たまにでOK)
オイルストレーナーはオイルストレーナーカバーを取り外して取り出します。
メッシュのフィルターで、任意のタイミングで清掃します。オイル交換毎に行う必要はなく、数回に一度、またはクランクケース内に異物が入った場合や、エンジンをOHした後の初回オイル交換時などに行えばOKです。
オイルストレーナーカバーのOリングは、一度分解したら新品と交換します。
オイル交換トリップメーター リセット
スピードメーター部の、オイル交換トリップメーターをリセットします。
「SELECT」ボタンで、”オイル交換トリップメーター”を表示させ、「RESET」ボタンを3秒以上押します。「OIL CHANGE」の点滅もリセットされます。
ワンランク上の整備へ
作業の終わりに、オイルドレン・フィラーキャップ周辺に付着したオイルを、パーツクリーナーとウエスで完全に除去することをお勧めします。
こうすることで、万が一、オイル漏れがあってもすぐに気づけます。
また、オイルが砂やホコリを呼び込み、次回整備時に噛みこんだりして作業性が下がることも防げます。
YAMAHA マジェスティS 整備解説 目次マジェスティSの整備手順や締め付けトルクなどをサービスマニュアルを元に自動車整備士が解説!...